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8253 クレディセゾン

===2022年7月18日===

本決算。やはり利息返還請求引当金の追加引き当てが行われて、少々の上振れに落ち着きました。

 

会社の説明資料を見てもこれまでの予想はそれなりに近い線なのかな、と。

 

また、同時に中期経営計画を出してきていますが、上の表を見た後だと過剰に保守的のようにも思えます。

セグメント別に考えると、22年3月期の不動産は利益が出すぎている(詳細不明)ようにもおもえるので、若干ここを保守的に考えて

23年3月期の利益予想で

ペイメント事業:28,000百万円

リース事業:5,500百万円

ファイナンス事業:20,000百万円

不動産関連事業:10,000百万円

エンタテイメント事業:500百万円

の計64,000百万円

 

この時純利益は43,000百万円(EPS275.1円)、PERは変わらず7倍。

会社予想と私の予想が結構異なっているので1Q、2Qあたりで様子を見ていく感じでしょうか。

 

===2022年2月20日===

3Q決算において、税前利益の通期予想に対しての進捗率は104%となりました。一方で上方修正はなされず、おそらく4Qには利息返還請求引当金の追加引当が行われるものと思います。とはいえおそらくその額も100億円程度だとおもうので、上方の結果が出てくる可能性は十分あるかと。

 

23年3月期の利益予想ですが、22年3月期の1Qから3Qまでの流れが続くならば、税前利益で70,000ぐらいはでそうなきもするのですが、どうでしょうか…

 

ペイメント事業:28,000百万円

リース事業:5,500百万円

ファイナンス事業:20,000百万円

不動産関連事業:17,000百万円

エンタテイメント事業:1,000百万円

の計71,500百万円

 

ファイナンス事業の住宅ローンの伸びと謎の不動産関連事業の伸びが続くことが条件とはなります。ペイメント事業は貸倒引当金の変動要素が大きすぎるので予想は難しいですが、コロナ明けの消費拡大に期待したいところです。

 

この条件で純利益は49,000百万円(EPS313.5円)、PERは中央値付近の7倍で見る感じでしょうか。

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===2021年12月11日===

なんとなくぱっとしない傾向が続きます。

第2四半期累計期間において新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた営業時間の短縮や不要不急の外出・移動自粛等の影響を受けた結果、営業収益は低下、一方で、債権良質化による貸倒関連コストの減少や構造改革による人件費削減等により利益は変わらないラインを維持できるようす。

ペイメント事業の主要指標はどれもあまり芳しくありません。

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ペイメント事業はあまり調子よくありませんが、不動産事業が復活し良い収益を上げているようです。ただし、いまいち詳細は分かりません。子会社のアトリウムGが前年比+64.9億円とのこと。

 

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利息返還請求引当金の追加引当はリスクとして残りそうです。

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また、別のリスクとして、子供向け給付金によるショッピング・キャッシングの取扱高が再び減ってしまうことも業績悪化懸念としてあります。

 

これまでコロナが落ち着いたことにより今年度の後期にはリベンジ消費が盛り上がると考えていましたが、実態として盛り上がっているのかいまいちわかりません。自粛が癖になっているというかなんというか…

 

まだ10月迄のデータしかありませんがV-RESASによるクレジットカードの決済データ

V-RESAS

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先ほど出したペイメント事業の主要指標を見るにセグメント利益は20年度の結果をさすがに超えてくると思うのですが、それでもなお控えめに20年度と同等と予想し、セグメント別に利益を積み上げて考えると、

ペイメント事業:18,000百万円

リース事業:5,500百万円

ファイナンス事業:20,000百万円

不動産関連事業:20,000百万円

エンタテイメント事業:0百万円

の計63,500百万円ぐらいは可能性あるのでは?

 

この時純利益440億円(EPS281.6円)、PER9倍とすると2,534円あたりが目標株価。足元はかなり調子が悪く1,168円なので上昇余地は十分あると思うのですが、株価はぱっとしませんね…

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===2021年9月12日===

クレジットカード事業首位(だった)会社。

以下が2015年と2019年の国内クレジットカード事業シェアのようですが、楽天カードの独り勝ちの様相を呈しています。後々分析しますが、当社の評価が低い(PERが低い)のもこの要素があるかもしれません。

毎年決算説明資料にこのシェア分析が記載されていたのですが、最新の資料ではついになくなってしまいました…

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いっぽう、決済手段としてのクレジットカードのシェアは上昇傾向。シェアの低下をパイの拡大で補っている状況です。

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また、クレジットカード事業以外にも下記のような事業を行っている様子。

リース事業:OA通信機器や厨房機器、空調機器などを中心に営業

ファイナンス事業:消費者金融、居住用及び投資用不動産ローン

不動産関連事業:分譲マンション・飲食店舗ビル、ホテル事業

エンタテイメント事業:パチンコ、ライブ・コンサートチケット販売

 

クレジット事業は会員数の低下が起きている状況。リアル店舗での勧誘に強みがあると思われ、このコロナ下では苦しいのかもしれません。また、給付金の影響でリボルビング残高やキャッシング残高の低下も起こっています。これはイオンFSも同様でした。

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ファイナンス事業は安定して業績を伸ばしており、連続増収。

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リース事業と不動産事業はまちまち、エンタテイメント事業はさすがにコロナ下では苦しそうです。

 

とはいえ、足元のセグメント別動向は良好で、このままうまくコロナが収まってくれた場合、22年3月期でセグメント別利益が

ペイメント事業:18,000百万円

リース事業:5,000百万円

ファイナンス事業:21,000百万円

不動産関連事業:9,000百万円

エンタテイメント事業:0百万円

の計53,000百万円ぐらいは可能性あるのでは?という気もします。

 

足元の緊急事態宣言も相当効果が薄れているような気がします。ソラマチに行ってきたのですが、大盛況でした。これで緊急事態宣言解除ともなれば、反動需要もあるのではないでしょうか。

 

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なんにせよ、現状の22年3月期の会社予想をベースとした場合、現在の株価1,328円はEPS233.6のPER5.69、上述の上振れベースだとEPS313.6円のPER4.24なので、さすがに安すぎる気がします。過去の当社の実績を見ても、PER8-10は狙えるところだと考えています。

 

PERが安く放置されている理由ですが、みずほとの提携解除による集客力の低下と実際に市場占有率が低下していることが挙げられるのではないかと考えています。ただ、実際に業績が下降傾向というわけでもないので、業績さえちゃんと出していれば見直しが入るのではないかと考えています。

まぁ、信販系は貸倒引当金にどれだけ入れるかで単年度の業績は大きく変わってしまうのですが…

 

日本が若干厳しい分、海外への活路を求めているようですが、現状はそこまでうまくいっているような気はしません。Grabに出資したりもしているんですけどね…

ここ1-2年という軸では、考慮に入れるべきではないかもしれません。

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楽天カードは改悪が続き、シェアを落としていてくれたらまた面白いと思うのですが、シェア割りが発表されなくなったのは残念です。またシェア割り発表の復活を望みます。