===2021年2月13日===
2月1-5日の週はアフターコロナに資金が集まっていたので、モメンタム投資的な意味でIn。建単価は2,031円とぱっと見高いけど、モメンタム投資というものはそんなものといえばそんなもの。
投資手法的に株価の動きこそが正義な面はあるけど、アフターコロナというモメンタムは形成されやすい状況でもあると思う。
下記は旅行業者取扱額推移。
旅行業者取扱額 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁
コロナ影響がほぼなかった2019年を基準として、月ごとの%推移を示したもの。1-2月の緊急事態宣言を除けば、この先Sカーブを描くと認識している。Sの肩の部分あたりまでは前向きなモメンタムがあるのではないかと考えている。
ファンダ的な分析は以下。2020年度の分析はあんまり意味ないと思うので省略。
16-18年まではしっかり伸びてる。19年は4Qコロナ影響で前年と同様の売上で着地。基本的には増収増益傾向。
じゃぁ、最終的にどこまで売り上げを伸ばせるか、というところなのだが、ここでアパレル業界におけるZozoの立ち位置を参考にした。
アパレル業界売り上げ規模10兆円に対し、Zozoの売り上げは1,500億円ぐらい。業界規模の1.5%ぐらい。
日本の旅行・ツアー比較サイトにおいて強いのはTravel.jp、トリバゴ、トラベルコだと認識(航空券比較サイトだと、それはそれでまた別に強いのがあるけど)。
SimilarWeb調べで
https://www.similarweb.com/ja/
トラベル.jpは
国ランク1,193位
合計訪問数4.99M
平均滞在時間1分53秒
直帰率63.24%
ダイレクト12.63%、検索85.55%
トリバゴは
国ランク4,019位
合計訪問数873k
平均滞在時間3分44秒
直帰率39.73%
ダイレクト83.49%、検索11.15%
トラベルコは
国ランク1,363位
合計訪問数2.67M
平均滞在時間5分40秒
直帰率46.42%
ダイレクト42.42%、検索56.53%
これみるかぎり、Lineトラベル.jpの宣伝力には負けているけど、滞在時間やダイレクト率が高いし日本最大手(最も知名度が高い)といってもいいのではないかと考えている。
旅行業界の業界規模は1.6兆円。そのうち1%の160億円ぐらいは取れるのではないか?と粗い推測。調べなおしたら旅行業界の業界規模15兆ぐらいありそう。大幅に記述を直しています。
上述の15兆円は旅行中の使用金額全額ということで、旅行業者取扱額の5兆円弱がいちばん適切な気がしてきたので、再度記述直します。旅行業者取扱額の1%がとれる(ここの根拠がいちばんよわいのですが)と仮定。
その場合の売上・利益・純利益が下図の一番右列。
このときの一株当たり指標は下記
純利益123億円ベースだと現在の株価はPER5.5倍。
ZozoのPERがおよそ30-40
カカクドットコムのPERがおよそ25-30倍であることを考えると、10,000-12,000円ぐらいは実力としてありそう。
過去のPSRで考えると、PSR10だと、34,000円近い。PSR5でも17,000円
将来の予測は難しいけど、足元のモメンタムにグロースの想定もあり、投資対象になるのではないかと判断。
余談ですが、妻銘柄でもあります。旅行銘柄探しているときに「何がいいかなー?」と尋ねたところ、「トラベルコ使ってる」とのこと。
モメンタム投資らしく、売りは株価が下がったら。
旅行業者取扱額のSの肩が見えてきたら、その下がった時の売り基準を浅くする感じで。