注意書き:このブログは個人の備忘録用であり、記述内容が正しいとは限りません。むしろ何かしらの間違いが存在する可能性が高いです。本ブログを利用して損失を被った場合でも一切の責任を負いません。

8920 東祥

===2023年11月25日===

24年3月期2Q決算

有形固定資産への投資が増えており、実際建設仮勘定や土地の資産が増えているので、再拡大の投資が進んでいる様子。

 

他の総合型スポーツクラブと比べても回復が弱い印象。やはり広告に力を入れている?その場合、どこかで業績回復のターンがきそうにも思いますが…

他の総合型スポーツクラブと比べて東祥だけ競争力に欠けるのもやや考えづらい気はします。

 

24年3月期に関しては変わらず売上高26,000百万円、経常利益4,200百万円、純利益1,650百万円(EPS43.1円)

PERは34.9

 

===2023年9月15日===

24年3月期1Q決算

スポーツクラブ事業はまだ赤字が続きます。一方でホテル事業はかなり好調な様子。

 

今期の収益は結局ホテル事業が多くを占めることになり、その分、親会社株主に帰属する純利益率は前回予想よりも下がりそう。

 

24年3月期に関しては売上高26,000百万円、経常利益4,200百万円、純利益1,650百万円(EPS43.1円)

 

PERは41.55

 

===2023年7月9日===

23年3月期決算

 

実績としては予想よりも少し上振れて着地

 

来期は売上はだいぶ回復する予定ですが、経常利益率が低く利益が伸びていない状況。20年3月期、22年3月期は不動産の売却益があったので特殊要因として除いて考えると、24年3月期の売上予想はすでにコロナ前に肉薄しています。

 

経常利益率が回復していない感じ。広告費の増大と電力価格上昇が要因との会社説明ですが、広告費に関しては決算短信上はまだ観測できていません。電力価格上昇に関しては確かに要因としてあるでしょうが、そこまで大きな影響があるかといわれると?

 

既存の設備も古くなってきていて、改修が必要となってくること、ちょこザップ等の低価格ジムとの競合と、悩ましい点はありますが、料金値上げの施策も行っているようですし、もう少し利益率は上がるのではないかと考えています。

 

BSには販売用不動産が表れているのが前年との差、これに伴い有利子負債も増えていました。

 

24年3月期に関しては売上高26,000百万円、経常利益4,200百万円、純利益2,000百万円(EPS52.2円)で考えます。

PERは悩ましいですが、業績回復が見込まれるということで、高めに出ると信じて中央値の41.45で。

 

 

===2023年3月12日===

統合型のスポーツクラブをメインとする会社。ABホテルの株を52%程所有。その他、賃貸マンション経営。

傘下にREITを所有。

 

順調に業績を伸ばしてきたが、コロナで直撃を受けて売上高は低迷。

なお、REITに資産を売却することによって20年3月期は70億円ほど、22年3月期も70億円ほど売り上げが上乗せされています。

利益に関しても、REITに資産を売却することによって20年3月期は40億円ほど、22年3月期も33億円ほど上乗せされています。

 

今期進捗率は売上高で77.6%

 

経常利益は98.9%で、通期は普通に予想を超えてきそうではあります。

フィットネスは特定サービス産業動態統計調査の対象となっており、そこで多少は将来の予測や株価の位置が判断できそう。

特定サービス産業動態統計調査 長期時系列表 18 フィットネスクラブ | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

 

わかりにくいですが、以下の図の売上高、会員数、利用者数は統計調査によるフィットネス業界全体の値。株価と四半期売上は東祥のデータとなります。

 

まず利用者数を見るとわかりづらいですが21年10月と22年6-10月ごろに山ができています。

 

以下はコロナ感染者の21年のグラフ

22年のグラフ

これらは、それぞれ、21年の10月の感染終息、22年4-7月の感染減衰期の気が緩んだことがちょっと時間差で反映されているのかな…と。

 

そして23年のグラフ

感染者が減ってきており、また利用者数は増えてくることが予想されます。また、次の感染者の波が来たとして、それが人々の行動動態に影響を与えるには、あまりにコロナが当たり前になりすぎました…

 

東祥のスポーツクラブセグメントの売上は、21年10月ごろは増えているのですが、22年12月時点では反応していません。ただ、これは現状だとここが底のように思えます。すなわち、本質的に売り上げが伸びない事情があるとは判断しません。

 

都市部ではちょこザップなど、24時間の簡易スポーツクラブが増えていますが、統合型とはそこまで食い合わないのではないかなとも思っています。

 

24年3月期は、ある程度スポーツクラブが回復、またホテル事業もある程度その好調さを維持すると想定して、スポーツクラブ事業800百万円、ホテル事業2,500百万円、不動産事業600百万円、その他10百万円の計3,910百万円ぐらいは出る可能性あるのではないかと。

 

24年3月期の売上は26,000百万円、経常利益は上述の通り3,910百万円、純利益が2,000百万円(EPS52.2円)。PERは38.95でいいのかな、と。

コロナ後の株価で2,300円ぐらいまで上がったこともあり、足元の1,187円は安すぎるのでは?とも思います。

 

PERは高めですが、また店舗数の増加を図り始めており、

現金も足元潤沢にあるので、また攻めに出ることにより正当化される可能性は十分にあると考えます。