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6199 セラク

===2022年5月5日===

23年8月期2Q決算

中間ではあるものの上方修正。

23年4月:中間業績予想修正 売上高9,900→10,600 経常利益770→1,280 純利益500→850 エンジニアの稼働率が改善傾向となったほか、販売費及び一般管理費の削減などにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が当初予想を大きく上回る見通しとなったため、上記の通り第2四半期(累計)連結業績予想値を修正いたしました。

 

2Qも採用を止めていたようで、営業利益率は良好でした。

採用再開するので営業利益率は下がるでしょうが、あまり無理な計画でもないので、それでも3Qと4Qには平年並みの6%ぐらいは出せる可能性もあるように思います。

下半期の営業利益は700百万円ぐらいはだせるとして、23年8月期は売上高22,000百万円。経常利益1,900百万円、純利益1,225百万円(EPS87.7円)ぐらいはいけるか。

 

PERは22.85

 

結局、採用にどこまで力を入れるかで営業利益額が変わってしまうので、予想をするのが難しいのが悩みどころ。売上高の成長傾向は順調に続いていそうではあります。

 

 

 

===2022年1月28日===

23年8月期1Q決算

かなり良好な決算。

エンジニア数と売り上げが比例するビジネスモデルは変わらず。

 

採用を控えた21年の営業利益率が良かったように、単に今期は採用コストがかかっていなかったために営業利益率が跳ねたのだと考えられます。

2Q以降にかけて採用費は発生してくると思われるので営業利益率は下がるでしょう。

1Q の売上5,030百万円からみて、通期の売上は22,000百万円いけそう、そこから営業利益率7%を前提に考えると営業利益1,550百万円、経常利益1,750百万円、純利益1,140百万円(81.7円)

 

PERは25.5

 

 

 

 

===2022年12月28日===

22年8月期通期決算

 

前回の分析も決算短信はでていたのですが、有価証券報告書が出ていなかったので、出てきたタイミングで改めて。

とはいえ、あまり評価を変える部分もない感じです。

エンジニアの数と売り上げが比例関係にあり、23年8月期の純増を150名程度にするという情報から、多少稼働率の向上を考慮に入れて、売り上げは会社予想を少し下回る19,205百万円ぐらいかな、と。その他人件費を増やす必要性とかも加味して、経常利益は1,480百万円、純利益は990百万円(EPS71.1円)。

 

PERは25で

 

===2022年10月31日===

IT人材派遣の会社。特徴的な点としては、未経験者も採用して教育して派遣にあてているという点。したがって比較的低スキルでも対応可能な安価なデジタル案件に強みがあると理解しています。

細かいことは以下の動画にたいてい書いてあります。

www.youtube.com

 

基本的にはエンジニアの数に応じて売り上げが上がる構造になっている一方、FY2022は急激にエンジニアを採用したので教育費の分利益は下振れた傾向。エンジニアの稼働率はかなり良さそうに見えますが、利益考えずに案件に突っ込むだけならこれぐらいは達成できるのかもしれません。

 

明確には書いていないのですが、DXセグメントが伸びていることやプレゼン資料の感じからSalesforceとAzureの資格を取得してここで活躍する人材を増やすことが重要そうです。一方で2021年8月期の決算説明資料ではAzureのことを積極的に記載していたのですが、22年8月期は記載が薄くなっているのは気になります。

 

中期経営計画としては27年8月期に売上高500億円で、これを達成するためには毎年23%ぐらい売り上げを伸ばす必要があります。

 

おそらく最大のリスクは離職率の高さで、具体的な値はわからないですが、有価証券報告書の記載を見る限りかなり高そうではあります。せっかく人を育てても辞めてしまってはそのコストに見合わないことになるのでここをいかにコントロールできるかでしょう。やはり根本は給与であり、今後ここを上げていかないと対応できないかもしれません。現在のような利益率を維持できるのかは?

 

 

2023年8月期の業績予想としては会社の予想どおり売上高20,700百万円 経常利益1,600百万円、純利益1,040百万円(EPS74.7円)でいいのかなと。昨年度の積極採用の効果が出てきてもうちょっと伸びてもいいのでは?という気もしますが…

PERはざっくり25倍で。実際中期経営計画を達成できるのならばこれぐらいのPERも十分あり得る範囲だと思います。