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4246 ダイキョーニシカワ

===2021年11月20日===

半導体不足と東南アジアのコロナ影響を受けた減産えいきょうを受けて下方修正。

21年11月:通期業績予想修正 売上高131,000→124,000 経常利益3,100→1,700 純利益1,100→0 2Qが新型コロナウイルス感染症の影響等による半導体の供給不足や、東南アジア地域からの自動車部品調達の停滞により、主要取引先各社の生産台数が、2021年8月4日に公表した時点の想定から約12%~18%減となり、前回の予想を下回る見込みとなりました。

 

決算資料には『2021年9月より、DNUSでMTMUS向けに生産を開始』とあり、これだけ見るとなんのこっちゃって感じですが、アラバマ新工場でトヨタ向けに生産開始とのこと、やはりトヨタ向け出荷が始まったようです。22年1月にはマツダ向けも始まる様子。前回も書きましたが本田CIVIC向けのバックドアも始まった様子なので、全体的に売り上げは伸びる傾向にあると思います。

ネガティブポイントは原油高に伴う原料コスト増加。力関係もあり、価格転嫁は容易ではないでしょう…

 

何とも予測が難しいのですが、今期の通期予想で営業利益が400百万円であることを考えると、下半期の営業利益は1,800百万円。翌年度は多少状況が改善していることを考えると23年3月期に売上150,000百万円、営業利益5,500百万円、経常利益6,500百万円、純利益4,100百万円ぐらいは狙えるのではないかと。

このときEPS57.7円、PERは回復基調にあることもあり、13倍ぐらいはなんとか…

 

 

 

===2021年8月22日===

通期業績見直し 売上131,000変化なし 経常利益2,900→3,100 純利益300→1,000

上期は半導体供給不足による減収影響があるも、下期での生産台数増加による増収、米国新工場の操業準備費用減少、メキシコでの税務会計処理等の変更により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回予想を上回る見込み

 

とはいえ純利益10億程度では焼け石に水にしかならず、現在の低迷した株価でもPER45倍近く。

 

今年度は米国アラバマ工場の設立費用がかかるようなのでやはりきついのかもしれません。また、トヨタの9月減産ニュースのように車の生産量に関する影響もリスクとして残ります。

ただ、アラバマ工場はトヨタ向けの製品もある様子?ですし、ここが無事に立ち上がれば売り上げが伸びるのではないかと期待したいところです。

また、ホンダの主力車種(日本では出ていないみたいだが、北米で強い? 掲示板情報です)のCIVICのハッチバック向けに供給を開始したのもインパクトは小さくないような気もします。

確かに北米の2020年売上ランキングだとCIVICは8位

【TOP 30】米国自動車販売 - 2020年年間ランキング[車種別]|兵庫三菱自動車販売グループ

 

23年3月期の営業利益は19年3月と20年3月期の中間ぐらいは達成できるのではないか?ということで営業利益110億円、ここから類推して純利益は72億円(EPS101.4)、PERは前回と同様12ぐらいが理想的な動きかな。。。と。

 

===2021年7月11日===

21年3月期決算。及び6月の通期予想発表。

21年会社予想が想像以上に苦しい。純利益3億円…

アメリカに工場を立ち上げるために一時的な費用が掛かる様子。

19年度、20年度は本社工場建ちあげて一時的な費用が掛かっていた。3年連続で投資負荷が大きいところに、全体的な自動車販売台数低調の流れで雰囲気がかなり悪い感じ。22年度はそれらが剥落して売上原価率が改善すると期待したいです。

足元の半導体不足は2022年ごろから改善するらしく、また北米工場の立ち上がりもあるため、23年3月期はもう少し回復して営業利益113億円、純利益72億円ぐらいになってくれないかと期待したいところ。

北米工場はトヨタも扱うらしいので、売り上げも伸びる予想。マツダの年間生産台数が150万台程度と考えると、アラバマ工場の30万台は小さくない影響があるものと考えます。

 

繰り返しになりますが、予想(アップサイド)としては23年3月期に純利益72億円(EPS101.5)、PER12倍程度か。

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===2021年4月4日===

15年からの業績と23年4月期の私の予想。

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アラバマに新工場建つみたいなので、多少は売上上がるのでは?と期待したいところ。実際はその分日本の売上が下がる可能性もありそうですが…

ただ実際に反映されるのは23年3月期になりそうなので、そこを一つの目途にしています。

www.chugoku-np.co.jp

 

18年度は西日本豪雨、19年度は工場火災、20・21年度はコロナと業績下振れ影響をうけていて、それも上振れ要素になりそう。

 

コンセンサスとしては、22年3月期の売上が181,200なので上記予想はさほど突飛なわけではないと思っています。

 

全体としては営業利益率の低下がやや気になるところ。これ20.03期までのものですが、4.9%になってます。広島の工場を統合したのが影響しているらしいです。アメリカの工場も併せて減価償却費が高くなっているのは気になるところ、それを上回る効率向上があればいいのですが…

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一株当たり指標は下記のような感じ。PER10倍ぐらいは狙えると思うので、十分上昇余地はありそう。

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株価の高値ブレイク感はあまりない感じ。ちょっと躊躇してしまうけれども、高値ブレイク狙って失敗もしているので、少しはこういう銘柄もあってもいいのではないかな、と。

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横比較のため、自動車の樹脂メーカーを調べていたのですが、2018年ぐらいの実績でPER7-8倍台が多い。というか、河西工業、売り上げの割に時価総額低すぎないか…

精査しないとわかりませんが、本当にお得なのはこっちでは感が。PERが低すぎる感じはしないので、売上高営業利益率が低すぎるのかもしれませんが…

 

ダイキョーニシカワは輸送用機器ではなく、化学に登録されているのでそれも影響しているのかもしれません。

(しかし、四季報の比較会社欄はもう少しちゃんと仕事してほしいです。3社のうち2社は、あまり関係ないのでは?という感じ)

 

豊田合成

時価3709億円

売上

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PER

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三光合成

時価145億円

売上

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PER

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河西工業

時価177億円

売上高

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PER

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日本プラスト

時価117億円

売上高

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PER

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横比較

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